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Fujitsu SIEMENS PocketLOOX T830 Pocket LOOX T830 Tweaker
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LOOX T830ユーザーにとって、最高のサポートアプリケーションが公開されました、その名も「T830Tweaker」。FirstlooxのBBSにおいて有志が意見を出し合い作成したアプリで、T830を活用するには何より必須のアプリであると言えるでしょう。ここではその「T830Tweaker」について紹介をしていきます。 まずはFirstlooxの下記サイトより、「T830Tweaker」をダウンロードしましょう。InstallerファイルとCABファイルの2種類が公開されています。またPDFドキュメントも用意されています。作者様への感謝を忘れないようにし、使わせていただきましょう。なお、現在（07/02/06）の最新バージョンは「1.0.8」となります。
T830Tweaker-
the first dedicated tweaking application for the T830!
ダウンロードが終われば、T830にインストールします。ここではCABファイルを使ってインストールを行います。適当なフォルダにダウンロードした「T830Tweaker108.CAB」を置きます。例では本体の「My Documents」にコピーしています。画像にアイコン等のレタッチ処理が施されている点は、スルーでお願いします(笑)
「T830Tweaker108.CAB」をタップしてインストールを行います。
インストールが完了したら、[Start]-[Programs]-[T830Tweaker]で、アプリを起動させましょう。
● [Today]タブ 起動時の画面です。下部のタブをタップすることで、項目を切り替えて設定を行うことができます。
ちなみに以下設定項目を紹介していきますが、各項目を変更してOKをするたびに、以下のようなソフトリセットを要求してくる場面があります。「Yes」を指定すればすぐにソフトリセットががかり再起動時には設定が全て反映されます。「No」を選択すればアプリケーションが終了するだけとなり、変更した設定は即時反映されるもとの次回ソフトリセット後に反映されるものとがあります。
話を戻して、[Today]タブでは、その名の通りToday画面での表示設定を行えます。「TitleBar」は、Today画面で、右上に表示される内容を任意に指定することができます。[Battery]・[Time]・[Date]・[Time and date]の4項目から選べます。設定するとそれぞれタスクバーの右上が、以下のように表示されます。
・[Battery] ・[Time]
・[Date] ・[Time and date]
[Date]と[Time and date]では、表示内容をさらに細かく指定することができます。
[Date Format]を任意に変更することで表示内容を変更できるのですが、デフォルトのままだと、先に挙げた画像のように、[Date]では日付の右端に白い縦線が発生し、[Time and date]は長すぎて最後まで表示されません。私の場合は[Custom]を指定し、「MM/dd」と指定しておくことで、以下のように見やすくなると思います。
また[Softkeys]は、T830の2つのソフトキーについて、任意のアプリケーションを割り当てることができる項目です。
[Left SoftKey]・[Right SoftKey]にそれぞれ設定します。[Cverride default system value]にチェックを入れ、[Display]にはTodayで表示したい名前（半角10文字まで）を入力し、[Filepath]から割り当てたいアプリを選択します。
設定が完了すればOK。Today画面下部が以下のように変更されます。
なおこのタブには右ソフトキーに[Tools]が割り当てられており、ここから[Clean memory][Soft reset][Standby]と3つの動作を行うことができます。
[Clean memory]は、プログラム領域のメモリを開放してくれる機能です。メモリを開放しないアプリがあれば、この機能を使って解消することができます。
後者の[Soft reset]と[Standby]は、読んだままの機能となります^^
●[Camera]タブ
ここではカメラ機能に関して各種設定を行うことができます。T830のカメラ機能については当フォーラムでもサンプルを挙げて検証していますが、低画質での撮影は通称「油絵モード」と呼ばれるほど厳しいものがあります。この設定での目玉は通常T830のカメラ画質は「800x600」に固定され、任意の画質で起動させることができません。しかし「Default resolution and quality」項目においてはカメラ初期起動時の画質を固定でき、起動後手間のかかる操作を省いてカメラ機能を堪能することができます。
それ以外の項目としては、[Nr. of seconds before standby]は、カメラのスタンバイモード（T830自体のスタンバイモードではない）に入るまでの秒数を指定（0〜999まで）することができるようです（ただし検証した限りではうまく動作させるに至っていません）。 [Nr. of seconds before photo]は、カメラのTimerモードで撮影する際、何秒で撮影するかを指定（0〜999まで）することが、 [Nr. of photos in burst mode]は、burst mode（連続撮影）で何枚撮影するかを指定（0〜999まで）することが、それぞれ可能です。 [Enable shutter sound]はいうまでもなく、シャッター音のON/OFFを変更できる項目です。
●[Browser]タブ ここでは、ブラウザのユーザーエージェントを設定することができます。[User Agent string]は初期設定は[Custom]となっていますが、プルダウンさせることでその設定を変更することができます。
・[PIE (default)] ・ [IE 5.5]
・[IE 6.0] ・[Nokia 6680 (Vodafone live!)]
これらの設定はあくまで標準のブラウザに対する設定ですので、NetFrontやOperaをお使いの場合は、それぞれのアプリで項目があれば、独自に設定する必要があります。また[Nokia 6680 (Vodafone live!)]などは、海外向けの設定であり、日本でこの設定が有効となるかどうかは未検証です。
●[Phone]タブ この項目では、データ通信時に接続アイコンをタップして吹き出してくるポップアップに対して、「Disconnect」ボタンを追加することができ、また通常「connected」と表示されているところに、接続時間を置き換え表示できるよう、設定することができます。設定する場合は、各項目のチェックボックスにチェックを入れることで有効になります。
["Disconnect" button]と[Timer]にチェックを入れた場合です。左がチェック前、右がチェック後になります。チェック後はポップアップに「Disconnect」ボタンが追加され、加えてチェック前に「Connected」となっていた部分が、接続時間表示に置き換えられています。
アンテナマークをタップした場合です。こちらは「Connected」の部分のみ接続時間表示に置き換えられます。
●[BT]タブ ここはいうまでもなく、Bluetoothに関する項目です。ここで行える設定は1つ、[Turn on after reset]にチェックを入れておくことで、リセット後自動的にBluetoothをONにすることができます。
その他では、[Current status]では「Turn on」「Turn off」をタップすることでBluetooth機能のON/OFFを行うことができます。また下部の「BT Maneger」「BT Settings」各ボタンはそれぞれタップすることで、各機能に移動することが可能です。これらは通常、「Wireless Manager」から行うことになる設定項目ですが、ここからでもアクセスすることが可能になっています。
●[About]タブ T830Tweaker のバージョン情報と作者様のお名前が分かります。また更新履歴やライセンスについても、このタブから確認することができます。
「T830Tweaker」で扱える項目は、レジストリの追記や修正などでも解決可能なものもいくつかありますが、このように安全に設定が行えると言うのはユーザーにとってこの上なく嬉しいものですし、こうしたアプリを開発してくれるユーザーの存在は本当に心強いものがあります。 現在でもFirstloox内のBBSにおいて、T830Tweaker関連のスレッドでは機能向上のために議論が交わされている最中です。今後バージョンアップにより更に使い勝手が良くなることは間違いないでしょうし、T830ユーザーにはぜひとも導入し使っていただきたいアプリだと思います(^^♪
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