Fujitsu Pocket LOOX 720

3.Pocket LOOX 720 BlueTooth Sync

 

  PocketLOOX720は、純正・サードパーティともにオプションがあまり豊富ではありません。もっともそのことを感じるのは、他のPDAのように、巻き取りタイプのSyncケーブルがないことでしょう。厳密に言うと、ないわけではなく、現時点(2004.10.25現在)で720専用とされているケーブルは、実は Sync も充電も一切できません。

 もちろん付属のクレードルを利用して、ActiveSync を行えばいいのですが、クレードルを使うのは場所をとるから面倒だとか、外出先でもっと手軽にPCとPDAを連携させたい、といった際にはいちいちクレードルを持ち歩くわけにも行きません。そこで、Bluetooth内蔵のLOOX720ですから、この際思い切って BluetoothSync をさせてみることにしましょう(^^)v

 

 今回はノーPCのLOOXT70HNと、LOOX720(LOOXマニアではありません(^^ゞ)とをBluetooth でSync させてみることにします。LOOX720にはBluetooth 機能が搭載されていますが、T70HNの方にはBluetooth 機能はありません。ですので専用アダプタが必要になります。で、日本橋で入手しました、USBタイプの「GW-BH03U」をつかうことにします。

 

 

 まずはドライバのインストールです。「GW-BH03U」をT70HNに取り付けるのは、インストール開始前でも後でも問題ありません。

 インストーラーが動き始めますので、そのまま指示に従っていればいいのですが、ドライバがXPとの互換性が保証されていないのか、下のようなメッセージが何十回と出てきます。しかし負けずに「続行」をし続けましょう。

 

 

 するととりあえず初期設定までこぎつけます。

 

 

 

 「次へ」を押して、インストールしたホスト側のコンピュータ名を決めます。もちろん LOOXT70HN (^^♪

 

 

 

 お次は接続するデバイス側の設定に入ります。

 

 

 とりあえず「次へ」を押すと、下のような画面に入りますが、ここでは(特に初心者は)一切手をつけずに「次へ」を押しましょう。あまり下手な設定をしてしまうと、接続ポートがダブってしまい、正常な Sync ができなくなります。

 

 

 上の設定を飛ばした後、ほかにも設定するかと聞かれますが、それはスキップしましょう。そうすると、下のように設定完了のメッセージが。ひとまずT70HNの方は設定完了です(^^)

 

 

 

 LOOX720の Bluetooth をONにして、T70HNの Bluetooth 機能を起動し、「範囲内のデバイスの検索」をクリックすると、LOOX720 を検出してくれます。

 本来ならここまでのどこかで、双方のデバイスの Sync を許可させるためのPINコードの設定をするはずなのですが、このたびは1度アンインストールをして、再度インストールを行っていますので、以前の設定がどこかに残っていたのかもしれません。その設定自体は難しいものではありませんので、出てきた場合はコードを入力して設定するようにしましょう。

 

 

 

 次はLOOX720側の設定です。Today画面からでいいので、 Bluetooth Manager をONにし、左下の「New」を押し、新しい接続を設定します。もちろん ActiveSync を選び、ダブルタップです。

   

  

 設定はウィザードに従えば簡単にできます。完了すると、以下のようにアイコンが現れます。

 

 

 で、そのアイコンをダブルタップすると、LOOX720側で ActivSync が始まります。このときあらかじめ設定していたPINコードを入力することになりますが、かなり早く打ち込まないと、接続エラーが出てしまいます。あきらめずにすばやく入力しましょう。接続が完了するとアイコンが変化します。

 

 

 

 

 

 これとほぼ同時に、T70HN側でも、接続の際にはPINコードを入力するようメッセージが表示され、コード入力を行わなければなりません。これも早めに打ち込まなければなりませんので注意しましょう。完了すればメッセージが。これをOKすればもうできたも同然です(^^♪

 

 

 

 メッセージとともに、 ActiveSync が開始し、接続中という表示になります。さてちゃんと繋がるでしょうか、ドキドキ・・・(*^_^*)

 

 

 

 接続完了のメッセージが!無事 Sync できましたねヽ(^o^)丿この後は普段有線にて Sync する際の操作と一切変わりありません。

 

 

 LOOX720側のプロパティはこんな感じです。

 

 

 やはり線がなくなるとずいぶんスッキリしますね。これで Sync にはケーブル要らずとなり、今後のデータのやり取りやソフトのインストールがずいぶん楽になりそうです、冒頭の問題は半分解消されましたね。

 もう半分は充電方法ですが、LOOX720には、iPAQシリーズのように、充電器と直接つなぐためのコネクタが用意されています。これを充電器に接続するか、USB-5V変換ケーブルなどをつないで、T70HNから充電するもよし、、モバイルクルーザーなどと接続してコンセントから電源を取るもよし。これで問題はだいたい解決とみていいでしょう。

    

 

 

 しかし、Sync と充電はかなり手軽にできるようになりましたが、USBホスト機能がまた問題になります。USBホスト機能は、付属の妙に長いケーブルでしか今のところその機能を使うことはできません。外出先でそれを使おうと考えると、いつも長いケーブルを持ち歩くことになり、結局面倒だ、ということになります。こればかりはぜひ純正でもサードパーディでもいいので、ホストケーブルを発売して欲しいですね。まあ今回は Sync と充電が楽になったということで良しとしておきましょうか(^^♪

  

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